≪ 6月度 遠山記念館見学と平成の森公園散策 ≫
「主な行程」JR浦和駅- JR 桶川駅- JR桶川駅西口 バス停-(東武バス)- 牛ヶ谷戸バス停- 徒歩- 途中 遠山記念館前で小休憩- 徒歩- 平成の森公園 東門(公園内で昼食と散策)- 徒歩- 遠山記念館(見学)- 徒歩- 牛ヶ谷戸バス停{ 解散 }-(東武バス)- JR桶川駅
西口バス停着
令和元年(2019年)6月11日(火)に健脚の13名の参加を得て、「遠山記念館」見学と「平成の森公園」散策を行いました。前日の夜までの大雨も上がり、天気予報では降水確率20%で曇り、時々小雨とありましたが、好運に恵まれ、空気も乾燥した晴れ時々曇りの絶好のハイキング日和となりました。
先ず最初に「平成の森公園」に行きました。公園には、カリヨン(鐘)が鳴り響いて時を知らせる「水と時の公園」、町の花である「はなしょうぶ」の中を散策できる「ショウブ 園」、子どもたちが思いきり遊べる「ちびっこ広場」や「アスレチックコーナー」、スポーツやイベントが楽しめる「多目的広場」などがありました。浦和の「別所沼公園」とほぼ同じ広さの公園です。平成8年にオープンしたものです。
先ず最初に平成の森公園内の「バラの小径」の散策です。約60品種、474本のツルバラによる日本一長い全長340.5メートルのトンネルですが、残念ながらバラの時期も終盤で、美しいツルバラは花が終わっており残念でした。次は「水と時の公園」でお弁当と楽しい団欒です。平日のこの時期は訪れる人も疎らで、小学生の遠足の他は二、三組の訪問客と我々でした。最後は「ショウブ園」の散策です。規模は小さいが手入れの良い、木々に囲まれた園内には、八ツ橋が巡らされ、満開時期を少し過ぎていましたが、美しいショウブで心が癒されました。午後1時過ぎに公園を後にし、遠山記念館に向かいました。
この地帯には圏央道が近くを通っていますが、都会の喧騒を離れた可なり牧歌的なところです。田植えも終わり、カエルの声が聞かれ、シオカラトンボが見られ、道端には山野草があり清清しい気持ちになりました。
遠山記念館は、埼玉県比企郡川島町の出身で、日興證券(現SMBC日興証券)の創立者 遠山元一氏の遺志により創立した美術館です。平成28年に国の重要文化財に指定された建造物の保存・公開、及び美術・工芸に関する資料の公開を行っています。今回は展示室では館蔵の茶道具とともにインド、インドネシア、イランの更紗、そして日本で染められた「和更紗」の価値ある美術・工芸品を見る事ができました。次はボランティアのガイドさんの案内による約1時間の遠山邸の見学でした。遠山元一氏が、幼い頃に没落した生家を再興し、苦労した母・美以の住まいになるようにと、昭和8年(1933年)から2年7ヶ月の歳月を費やして完成させた大邸宅であり、昭和11年(1936年)に竣工したものです。西棟、中棟、東棟からなり、畳廊下が2百メートルにもなる広さです。当時の最高技術を持った大工、左官らによって、全国から集めた、今日では手に入れることのできない材料をふんだんに用いて建てられています。戦後、母美以の没後は、日興證券の迎賓館として使われていました。
見学後、牛ヶ谷戸バス停まで歩き、約30分早く着き、そこで解散となりました。バスでJR桶川駅に出て、大宮駅に向かいました。そのまま家路に向かう人と恒例の反省会に行くグループとに別れ、後者は更に話に花が咲き楽しい満足した1日を締めくくりました。
散策にご参加の皆さん本当にお疲れ様でした。 以上 (記:加藤、写真:松本)
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